PHPで統計データなどを扱っていると数字を一定の桁数で統一して表示したいケースがあります。今回は数値計算の四捨五入・切り捨て・切り上げについて紹介します。
PHPの数値には整数型(int)と浮動小数点型(float)があります。小数を扱うなら自動的に浮動小数点型(float)になり少数以下の数字が表示されます。整数型にすると少数以下は自動的に破棄されてしまいます。
四捨五入はround関数を使うことで実装することができます。
小数点以下を四捨五入します
<?php
var_dump(round(1.123456789));
float(1)
少数の第6位で四捨五入をします
<?php
var_dump(round(1.123456789,6));
float(1.123457)
少数でなく百の位で四捨五入したい場合は第二引数にマイナス値を入れます。
<?php
var_dump(round(123456789,-2));
float(123456800)
少数以下の切り捨てはfloor関数を使うことで実装することができます。
<?php
var_dump(floor(1.123456789));
float(1)
少数以下の切り上げはceil関数を使うことで実装することができます
<?php
var_dump(ceil(1.123456789));
float(2)
浮動小数点型の数値を「四捨五入」「切り捨て」「切り上げ」するためには「round関数」「floor関数」「ceil関数」を使うことで実装できることがわかりました。
関数 | |
---|---|
round関数 | 四捨五入 |
ceil関数 | 切り上げ |
floor | 切り捨て |
統計処理を実装すると、よく使うようになりますので覚えていきましょう。