Claude Codeの料金体系は「サブスク」と「API従量課金」の2系統

Claude CodeはAnthropicが提供するターミナルベースのAIコーディングアシスタントです。料金体系は大きく分けて、月額固定のサブスクリプション使った分だけ支払うAPI従量課金の2種類があります。

サブスクリプションは個人利用のPro / Maxプランと、組織向けのTeam / Enterpriseプランに分かれます。一方、API従量課金はAnthropic Consoleでアカウントを作成し、トークン単位で課金される方式です。

無料(Free)プランではClaude Codeは利用できません。Claude Codeを使うには、最低でもProプラン(月額$20)の契約か、API従量課金の設定が必要です。

サブスクリプション4プランの料金と使用量

以下は2026年2月時点の公式料金です(出典: Anthropic公式)。

項目ProMax 5xMax 20xTeam
月額$20$100$200Standard: $25/席、Premium: $125/席
年払い月額$17Standard: $20/席、Premium: $100/席
日本円目安(1$=150円)約3,000円約15,000円約30,000円約3,750〜18,750円/席
使用量(セッション単位)標準Proの5倍Proの20倍シートタイプにより異なる
Claude Codeの利用
拡張思考(Extended Thinking)
優先アクセスなしありありあり
MCP接続
  • Enterpriseはカスタム価格で、拡張コンテキストウィンドウ・監査ログ・SCIM・HIPAA準拠などが含まれます。詳細はAnthropic営業窓口への問い合わせが必要です(出典: Anthropic公式)。
  • Freeプラン($0)はWeb版Claude.aiでのチャットのみ利用可能で、Claude Codeはアクセスできません。

Proプラン(月額$20)が向いているケース

週に数回程度、コードレビューやバグ修正、ちょっとしたリファクタリングにClaude Codeを使う個人開発者に適しています。年間契約にすると月額$17(約2,550円)になり、年間で$36の節約になります。

ただし5時間ごとのメッセージ枠が限られているため、長時間連続で使い続ける用途では制限に達しやすい点に注意が必要です。

Max 5x(月額$100)が向いているケース

平日ほぼ毎日Claude Codeを使う開発者や、複数セッションを並行して走らせたい場合に適しています。Proプランの5倍の使用量枠があるため、1日の作業でリミットに達する場面が大幅に減ります。

Max 20x(月額$200)が向いているケース

Claude Codeをフルタイムの開発パートナーとして活用する開発者向けです。エージェントチームを構成して並行タスクを大量に実行する場合や、大規模コードベースを日常的に解析する場合にはこのプランが必要になります。

Proプランの20倍の使用量枠は、API従量課金で同等の作業を行った場合と比較するとかなりの割引になるケースがあります。

API従量課金のモデル別料金

Anthropic ConsoleでAPIキーを発行し、Claude Codeの認証時に「API key」を選択するとAPI従量課金で利用できます。料金はモデルとトークン消費量に応じて決まります。

以下は2026年2月時点の公式料金(100万トークンあたり、USD)です(出典: Claude API Docs)。

モデル入力出力キャッシュ書込(5分)キャッシュ読取
Claude Opus 4.6$5$25$6.25$0.50
Claude Opus 4.5$5$25$6.25$0.50
Claude Sonnet 4.5$3$15$3.75$0.30
Claude Sonnet 4$3$15$3.75$0.30
Claude Haiku 4.5$1$5$1.25$0.10

実際の利用コスト目安

Claude Code公式ドキュメントによると、API従量課金での平均コストは開発者1人あたり1日$6程度で、90%のユーザーが1日$12以下に収まっています。チーム利用でSonnet 4.5を使った場合の月額は約$100〜200/人が目安です(出典: Claude Code Docs)。

月20日稼働で1日$6の場合、月額$120(約18,000円)になります。Max 20xの月額$200と比較すると、利用頻度によってはAPIの方が安くなるケースもあります。逆に、大量のトークンを消費するヘビーユーザーであれば、Maxプランの固定料金の方が割安です。

サブスクとAPI、どちらを選ぶべきか

判断基準サブスク向きAPI向き
利用頻度毎日数時間使う週に数回、短時間
コスト予測月額固定で予算管理しやすい使った分だけで無駄がない
利用モデルOpus含む全モデル利用可モデル指定が柔軟
チーム管理Team/Enterpriseで一括管理Console+ワークスペースで個別管理
CI/CD連携制限ありAPIキーで自動化向き

5時間ごと・週次の使用制限の仕組み

サブスクリプションプランには、5時間ごとのローリングウィンドウ制限と週次の上限が設けられています。

  • 5時間制限: 直近5時間で消費したトークン量が一定のしきい値に達すると、次のリセットまで待つ必要があります。短いメッセージならProプランで約45メッセージ(公式ヘルプより)、Max 20xなら約900メッセージが目安です。
  • 週次制限: 1週間単位の総消費量にも上限があります。5時間制限に余裕があっても週次上限に達すると利用が制限されます。

制限に達した場合の選択肢は3つあります。

  1. リセットを待つ(5時間制限なら数時間後に回復)
  2. プランをアップグレードする(ProからMax 5xやMax 20xへ)
  3. API従量課金に切り替える(トークン上限なし、利用量に応じて課金)

Claude Codeの使用料金を確認する方法

/cost コマンド(API従量課金ユーザー向け)

Claude Codeのセッション中に /cost と入力すると、そのセッションで消費したトークン量と費用の概算が表示されます。

> /cost
Total cost:            $0.55
Total duration (API):  6m 19.7s
Total duration (wall): 6h 33m 10.2s
Total code changes:    0 lines added, 0 lines removed

このコマンドはAPI従量課金ユーザー向けの機能であり、MaxやProのサブスクユーザーには対応していません。

Anthropic Console(組織管理者向け)

Anthropic Consoleにログインすると、使用状況ダッシュボードから過去の利用量や課金額を確認できます。Admin権限があればワークスペースごとの支出上限を設定することも可能です。

Web版Claude.aiの設定画面

サブスクリプションユーザーは、Claude.aiの「Settings → Usage」画面からおおまかな使用状況を確認できます。

トークン消費を減らしてコストを抑える5つのテクニック

1. /compact でコンテキストを圧縮する

会話が長くなると、過去の全メッセージが入力トークンとして送信されるため、コストが急増します。/compact コマンドを使うと、会話履歴を要約してトークン消費を削減できます。Claude Codeはコンテキストが容量の95%に達すると自動で圧縮しますが、手動で早めに実行する方が効果的です。

2. タスクを分割してセッションを切り替える

1つのセッションで「バグ修正→テスト追加→リファクタリング」とまとめて依頼すると、コンテキストが肥大化します。タスクの区切りごとに /clear でリセットするか、新しいセッションを立ち上げる方が経済的です。

3. CLAUDE.mdにプロジェクト情報を記載する

プロジェクトルートに CLAUDE.md ファイルを置くと、Claude Codeが毎回のセッション開始時に自動で読み込みます。プロジェクトの構成やコーディング規約を記載しておけば、毎回手動で説明する必要がなくなり、入力トークンを節約できます。

4. Haikuモデルを活用する

Claude CodeはAPI従量課金時にモデルを選択できます。単純なコード補完やフォーマット修正ならHaiku 4.5(入力$1/MTok、出力$5/MTok)で十分です。Sonnet 4.5と比べて入力コストは1/3、出力コストも1/3に抑えられます。

5. プロンプトキャッシングを活用する

API利用時、同じプロンプト(システムプロンプトやCLAUDE.mdの内容など)が繰り返し送信されます。Anthropic APIはプロンプトキャッシングに対応しており、キャッシュヒット時のコストは基本入力の10分の1です。例えばSonnet 4.5の場合、キャッシュヒットは$0.30/MTokで、通常入力の$3/MTokと比べて大幅な節約になります。

GitHub Copilot・Cursorとの料金比較

AIコーディングツールの主要3製品で料金を比較すると、以下のようになります。

項目Claude Code(Pro)GitHub Copilot(Pro)Cursor(Pro)
月額$20$10$20
年払い月額$17$10$16
動作環境ターミナル(CLI)IDE拡張(VS Code等)専用エディタ
対話型エージェントあり(標準機能)あり(Copilot Chat)あり(Agent Mode)
利用モデルClaude Opus/Sonnet/HaikuGPT-4o, Claude, Gemini等GPT-4o, Claude, 独自モデル等
コード補完対話ベースインライン補完ありインライン補完あり
API従量課金オプションありプレミアムリクエスト超過時$0.04/回あり($20クレジットプール)

出典: GitHub Copilot公式出典: Cursor公式

上位プランの比較

項目Claude Code Max 20xGitHub Copilot Pro+Cursor Ultra
月額$200$39$200
使用量Proの20倍1,500プレミアムリクエスト/月最大使用量
対象ユーザー大規模開発をAIと日常的に行う人全モデルアクセスが必要な人AI駆動でフルタイム開発する人

Claude Code Max 20xとCursor Ultraは同じ$200/月ですが、性質が異なります。Claude CodeはCLI中心でgit操作やファイル編集をターミナル内で完結させる設計であるのに対し、CursorはVS Codeフォークの専用エディタでインライン補完に強みがあります。

GitHub Copilot Proは月額$10と最も安価ですが、エージェント機能はClaude Codeほど自律的ではありません。開発スタイルやワークフローに合わせて選ぶのが得策です。

法人・チーム利用の料金と管理機能

Team プラン

5〜75名の組織向けで、StandardシートとPremiumシートの2種類があります。

  • Standard: 月額$25/席(年払い$20/席)— Proプラン相当の使用量
  • Premium: 月額$125/席(年払い$100/席)— Max相当の使用量

SSO(シングルサインオン)、ドメインキャプチャ、Microsoft 365 / Slack連携、一元管理ダッシュボードなどの組織向け機能が含まれます。

Enterprise プラン

76名以上の大規模組織や、HIPAA準拠・監査ログ・SCIM・IPアドレス許可リストなどのセキュリティ要件がある企業向けです。料金はカスタムで、Anthropic営業チームへの問い合わせが必要です。

API従量課金でのチーム管理

Anthropic Consoleでワークスペースを作成し、メンバーごとのAPIキーを発行することでチーム管理も可能です。ワークスペース単位で支出上限を設定できるため、予算を超える心配がありません。

チーム規模別のレート制限(TPM: Token Per Minute)の推奨値は以下の通りです(出典: Claude Code Docs)。

チーム規模1人あたりTPM1人あたりRPM
1〜5人200k〜300k5〜7
5〜20人100k〜150k2.5〜3.5
20〜50人50k〜75k1.25〜1.75
50〜100人25k〜35k0.62〜0.87

学生・教育機関向け割引

AnthropicはClaude for Educationプログラムを提供しており、学生や教職員向けの割引プランがあります。専用のAPIクレジットや教育向け機能が含まれ、通常のProプランよりも手頃な価格で利用可能です(出典: Anthropic公式)。

利用条件や申し込み方法はAnthropicの教育プログラムページから確認できます。

支払い方法

Claude Code(サブスクリプション)の支払いは、クレジットカード(Visa、Mastercard、American Expressなど主要ブランド)に対応しています。API従量課金もクレジットカードでの支払いが基本です。Enterprise契約の場合は請求書払いにも対応しています。

日本からの利用の場合、ドル建てでの決済となるため、為替レートによって日本円の実質負担額が変動します。2026年2月現在、1ドル=約150円換算でProプランは月額約3,000円、Max 20xは月額約30,000円が目安です。

まとめ:利用頻度でプランを選ぶのが最も合理的

Claude Codeの料金プランは、利用頻度に応じて段階的に用意されています。

  • 週に数回・短時間の利用 → Proプラン($20/月)またはAPI従量課金
  • 平日毎日・数時間の利用 → Max 5x($100/月)
  • フルタイムでAI駆動開発 → Max 20x($200/月)
  • チーム導入 → Teamプラン($20〜125/席/月)またはAPI + ワークスペース管理

まずはProプランで始めて、5時間制限に頻繁にぶつかるようになったらMaxプランへのアップグレードを検討するのが無駄のないアプローチです。API従量課金はCI/CDパイプラインや自動化用途に適しており、サブスクと併用することも可能です。

コスト管理には /cost コマンド(API利用時)やAnthropic Consoleのダッシュボードを活用し、/compact やタスク分割などのテクニックでトークン消費を抑えることで、費用対効果を最大化できます。